Qwen3.8-LiveTranslate公開!スモールビジネスの多言語商談・接客をリアルタイム翻訳

海外のお客さまとの商談や、外国人への接客で「言葉の壁が大きい」と感じていませんか。

AlibabaのQwenが公開したQwen3.8-LiveTranslateは、日本語を含む音声をリアルタイムで翻訳し、テキストや音声で返せるAIモデルです。

この記事では、日本語対応の範囲や主な機能、API料金、スモールビジネスでの活用方法まで、AI初心者にも分かりやすく解説します。

この記事で分かること
  • Qwen3.8-LiveTranslateでできること
  • 日本語対応とリアルタイム音声翻訳の範囲
  • API料金や導入方法
  • スモールビジネスでの具体的な活用方法
目次

Qwen3.8-LiveTranslateとは?リアルタイム音声翻訳AIの特徴

Qwen3.8-LiveTranslateは、AlibabaのQwenが公開したリアルタイム翻訳向けAIモデルです。日本語を含む音声を受け取り、翻訳したテキストや音声をほぼ同時に返せる点が大きな特徴です。

Qwen3.8-LiveTranslateでできることと従来モデルとの違い

Qwen3.8-LiveTranslateでは、話した内容をその場で認識し、日本語を含む60言語の音声を翻訳テキストとして出力できます。さらに、日本語を含む29言語では翻訳した内容を音声でも返せるため、画面を読み続けなくても内容を確認できます。

編集部

海外との会話を「聞く・訳す・読み上げる」まで一つのAIで処理できます。

前世代からは、会話中の待ち時間や複数人の発言への対応も改善されました。

  • リアルタイム話者分離への対応
  • 原文と翻訳文の同期表示
  • 長い会話を踏まえた翻訳
  • 日本語を含む29言語の音声出力

単純な文字起こしAIではなく、会話を続けながら通訳を補助するモデルへ進化した点が、従来モデルとの大きな違いです。

音声・動画をリアルタイム翻訳できる仕組みと平均遅延2.3秒

Qwen3.8-LiveTranslateは、音声を最後まで聞き終えてから翻訳するのではなく、聞き取った内容を順番に処理しながら翻訳結果を返す仕組みを採用しています。そのため、オンライン商談や接客のように会話が続く場面でも利用しやすくなっています。

編集部

平均遅延は前世代の2.8秒から2.3秒へ短縮されています。

さらに音声だけでなく画像も入力できるため、映像に映る文字や周囲の情報を翻訳の判断材料として扱えます。音声と視覚情報を組み合わせながら翻訳できるため、単純な音声翻訳より多くの情報を使って内容を判断できる設計です。

Qwen3.8-LiveTranslateは日本語対応?対応言語と音声出力

Qwen3.8-LiveTranslateは、日本語の音声入力と翻訳テキストの出力に対応しています。さらに、日本語は音声出力にも含まれているため、海外との会話を日本語で確認したい場面でも使いやすい設計です。

Qwen3.8-LiveTranslateは日本語の音声入力・テキスト出力に対応

Qwen3.8-LiveTranslateは、日本語を含む60言語の音声を認識し、内容を翻訳したテキストとしてリアルタイムに出力できます。日本語で話した内容を外国語へ変換するだけでなく、対応する外国語の音声を日本語へ訳す使い方も可能です。

編集部

日本語は入力側と出力側の両方で利用できます。

対応範囲には、次のような主要言語が含まれています。

  • 日本語
  • 英語
  • 中国語
  • 韓国語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • スペイン語

海外商談や多言語接客で、日本語を基準に会話を確認できるため、外国語に慣れていない事業者でも導入を検討しやすい仕様です。

日本語を含む29言語で翻訳音声をリアルタイム出力できる

Qwen3.8-LiveTranslateでは、対応する60言語すべてで音声出力ができるわけではありません。翻訳した内容を音声として返せるのは29言語で、日本語もその対象に含まれています。文字を読むだけでなく、訳した内容をそのまま耳で確認できます。

編集部

翻訳テキストと翻訳音声では、対応する言語数が異なります。

たとえば外国語の発言を日本語音声で受け取ったり、日本語の発言を対応する外国語音声へ変換したりできます。画面を見続けにくい商談や接客でも、音声で内容を追えることがリアルタイム翻訳AIならではの利点です。

Qwen3.8-LiveTranslateの機能は?話者分離や同時通訳を解説

Qwen3.8-LiveTranslateは、複数人の発言を区別する話者分離や、原文と訳文の同期表示に対応しています。単語を置き換えるだけでなく、会話の流れを保ちながら同時通訳を補助する設計が特徴です。

リアルタイム話者分離で複数人の発言を識別できる

Qwen3.8-LiveTranslateには、複数人が話している場面で誰が発言したのかをリアルタイムで区別する話者分離機能があります。1対1だけでなく、オンライン会議や複数人での商談でも、発言者と内容を整理しやすくなります。

編集部

複数人の会話でも、発言者ごとに内容を追いやすい仕組みです。

話者分離によって、会話の整理だけでなく次のような処理もしやすくなります。

  • 発言者ごとの内容把握
  • 複数人会議での会話整理
  • 翻訳結果と話者情報の対応
  • 音声出力時の話者識別

「誰が何を話したか」を保ったまま翻訳できるため、会話参加者が増えても内容を見失いにくい点が特徴です。

原文・翻訳文の同期表示と長い会話を踏まえた翻訳に対応

Qwen3.8-LiveTranslateは、原文と翻訳文を対応させながら同期表示できるため、翻訳結果だけでなく元の発言も確認できます。外国語の内容を確かめながら会話を進めたい場面で、意味の確認がしやすい設計です。

編集部

訳文だけでなく、元の発言も並べて確認できます。

さらに、直前の一文だけを見るのではなく、それまでの会話内容も判断材料として使います。人名や商品名、業界用語などを前後の文脈から判断しやすくする仕組みがあり、長めの商談や継続した会話にも対応しやすくなっています。

Qwen3.8-LiveTranslateのAPI料金・使い方と導入方法

Qwen3.8-LiveTranslateは、API経由で自社のWebサービスや業務システムに組み込んで利用するモデルです。料金は音声やテキストなどの処理量に応じた従量課金で、利用地域によって単価が異なります。

Qwen3.8-LiveTranslate APIの料金体系とトークン課金

Qwen3.8-LiveTranslate APIは、入力と出力で使ったトークン数に応じて料金が決まる従量課金制です。シンガポール地域では、100万トークンあたり音声入力7.5ドル、画像入力0.55ドル、テキスト出力20ドル、音声出力30ドルに設定されています。

編集部

使った分だけ料金が増えるため、利用時間や出力方法の確認が重要です。

料金は処理する情報の種類ごとに分かれています。

  • 音声入力100万トークン7.5ドル
  • 画像入力100万トークン0.55ドル
  • テキスト出力100万トークン20ドル
  • 音声出力100万トークン30ドル

音声を長時間やり取りするほど利用量が増えるため、商談や接客で導入する場合は、想定する利用時間から費用を見積もる必要があります。

WebSocket APIでリアルタイム音声翻訳をサービスに組み込む方法

Qwen3.8-LiveTranslateは、WebSocket Realtime APIを使って音声を連続送信し、翻訳結果を受け取る仕組みです。WebSocketとは、利用者側のサービスとAIを接続した状態に保ち、データを双方向で継続して送受信する通信方法を指します。

編集部

音声を送りながら、翻訳テキストや音声を順番に受け取れます。

導入時はAPIキーを用意し、モデルIDを指定して接続したうえで、マイクなどから取得した音声データを送信します。完成済みの翻訳アプリではなく、開発者が自社サービスへ組み込んで使う仕組みなので、AI初心者は開発作業が必要な点も把握しておきましょう。

Qwen3.8-LiveTranslateはスモールビジネスにどう役立つ?

Qwen3.8-LiveTranslateは、海外顧客との会話やインバウンド接客を多言語化したいスモールビジネスに活用しやすいAIです。翻訳担当者を置きにくい小規模事業でも、音声とテキストを使って外国語対応を補助できます。

海外顧客との多言語商談やオンライン相談の言語対応を効率化

Qwen3.8-LiveTranslateを使えば、海外顧客とのオンライン商談や相談で、日本語と外国語のやり取りをリアルタイム翻訳で補助できます。相手の発言を日本語で確認し、自分の日本語を対応する外国語へ変換する流れを作れるため、会話中の翻訳作業を減らせます。

編集部

外国語が得意でなくても、会話内容を確認しながら進めやすくなります。

活用を検討しやすい場面には、次のようなものがあります。

  • 海外顧客とのオンライン商談
  • 外国語による商品説明
  • 多言語でのオンライン相談
  • 海外取引先との打ち合わせ

少人数で運営する事業でも、多言語対応を仕組みとして補いやすくなる点が大きな特徴です。

インバウンド接客や外国人顧客への音声案内を多言語化

店舗や観光関連のスモールビジネスでは、外国人顧客への案内を音声とテキストの両方で多言語化できます。来店客が外国語で話した内容を日本語に訳し、スタッフの日本語を対応言語へ変換する仕組みに組み込めます。

編集部

対面接客でも、翻訳結果を画面と音声の両方で確認できます。

商品案内や受付、利用方法の説明など、短い会話が繰り返される場面とも相性があります。日本語しか話せるスタッフがいない場合でも、外国語対応を補助できる環境を整えやすいため、インバウンド需要への対応方法を広げたい事業者に向いています。

まとめ

この記事では、AlibabaのQwenが公開した「Qwen3.8-LiveTranslate」について、日本語対応やリアルタイム翻訳の仕組み、API料金、スモールビジネスでの活用方法まで詳しく紹介しました。

ポイントを簡潔にまとめると以下の通りです。

  • 日本語を含む60言語の音声入力と翻訳テキスト出力に対応
  • 日本語を含む29言語では翻訳音声もリアルタイムで出力可能
  • 平均遅延は2.3秒で、話者分離や原文・訳文の同期表示にも対応
  • API経由で自社サービスや業務システムへの組み込みが可能
  • 海外商談やオンライン相談、インバウンド接客の多言語対応に活用可能

Qwen3.8-LiveTranslateは、音声を聞きながら翻訳し、テキストや音声で結果を返せるリアルタイム翻訳AIです。日本語の入力と音声出力の両方に対応しているため、日本のスモールビジネスでも使いやすい仕様になっています。

また、複数人の発言を区別する話者分離や、長い会話の文脈を踏まえた翻訳にも対応しています。海外顧客との商談や外国人への接客など、これまで言語対応に手間がかかっていた業務を補助できる点も特徴です。

ただし、現時点では完成済みの翻訳アプリではなく、APIを使ってサービスへ組み込む形が基本です。自社で海外対応やインバウンド対応を広げたい場合は、用途と開発コストを整理したうえで導入を検討するとよいでしょう。

参照元:

  1. https://qwen.ai/blog?id=qwen3.8-livetranslate
  2. https://docs.qwencloud.com/changelog/models
  3. https://help.aliyun.com/en/model-studio/qwen3-8-livetranslate-flash-realtime
  4. https://www.marktechpost.com/2026/09/19/alibaba-qwen-team-releases-qwen3-8-livetranslate/
  5. https://alphasignal.ai/news/alibaba-s-qwen3-8-livetranslate-cuts-speech-translation-lag-to-2-3-seconds
  6. https://jls42.org/ja/news/ia-actualites-19-sep-2026

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